娘が熱中している習い事、一輪車競技。
元世界チャンピオンでシルク・ド・ソレイユでもご活躍されていた先生が、年に数回、演技指導に来てくださいます。
#今年のパラリンピックの閉会式でもご活躍されていました(^^)
その先生に、以前ご指導をいただいた時のこと。
突然「ダメー！！」と言われ、娘のほうに近づいてこられた先生。
娘の乗っていた一輪車のタイヤの空気が不足していたんですね。
何が「ダメ」なのか、全くわからなかったド素人の私たち親子。
先生のタイヤを触り比較させていただき、やっと少しわかったような気がした…というレベル。
十数人もの部員のタイヤの音が体育館に響き渡る中、その中のたった一人、娘のタイヤの空気が無いことを、耳だけでピンポイントで気付かれた先生。
上達したいなら、練習に使う道具のメンテナンスは基本ですよ！…という事ですね。
耳が、視点が、プロだなぁ…と、改めて思いました。
一輪車の世界に限らず、どの分野の方でも、プロと認められている方の視点や考え方は違うなぁと、いつもとても勉強になります。
「大事なのはそこですかー！！」という、素人には無い視点。
ただただ尊敬するばかりです。
#人生日々勉強ですね
私が愛犬のしつけに悩んだ時、この道を志したときに本質的なアドバイスをくださったのも、そんなプロの先生でした。
犬とはこういう生き物。
人と犬との感覚、思考や行動の違い。
若い先輩や同僚のスタッフと違い、飼い主歴が長かった私には、飼い主時代に身についてしまっていた良くない癖なども、しっかりとご指摘くださいました。
私は元々ごく普通の飼い主。
当時、たくさん指摘され、直され、
悔しい思いをした経験が
犬とのかかわり方や飼い主さんとのレッスン等、あらゆる場面で、今とても役に立っています。
また、当時、様々なタイプの犬と接することができたことも、貴重な経験でした。
特に、ワンちゃんに初めてお会いする時の視点。
吠え方、表情、目の感じ、態度、醸し出す雰囲気は、ワンちゃんからの自己紹介。
目から、耳から、肌から得ることができる、とても貴重なその子の情報。
この情報も、飼い主さんと私とで一致することもあれば、受け取り方が違う場合もあります。
また、同じ犬でも、トレーナーによってその子を見る視点が違い、印象が異なる場合もあります。
カウンセリング時に「いろんなトレーナーさんに見ていただき、そのうえでトレーニングをご検討くださいね」と私がご提案するのは、飼い主さんにとってトレーナー選びの選択肢は多いほうが良いと思うから。
このように考えるのは、私の飼い主時代の経験からです。
最近の飼い主さんは、とても勉強熱心。
プロに負けない鋭い視点をもっておられる飼い主さんもいらっしゃいます。
本当に頭の下がる思いです。
そんな飼い主さんが「うまくいかないな」「困ったな」と感じられた時、プロの視点から違った角度でアドバイスやお話ができるように…
そのような存在になれたらと思います😊
さぁ、明日も基礎から鍛錬あるのみ！！
若くして虹の橋を渡りました…
ご冥福をお祈りいたします。
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