こんにちは！
爽やかな香りの虫除けボディスプレーで、モテ男をめざす犬寺子屋の看板犬です。笑
…………。
さて。
物語によくある構成、「起承転結」。
犬寺子屋で長期間お預かりトレーニング中のワンちゃんにも、みんなそれぞれ違った物語があります。
ご入学の日を「起」すると、ご卒業にあたる「結」を迎えるまでのワンちゃんの物語は…
「起承転承転結」
犬寺子屋では、そのように感じております。
普通に「起承転結」で、お預かり期間は約3〜4ヶ月。
その頃には一見、飼い主さんのお悩みが解決されたかのように見えるんです。
しかし、何だかしっくりこない。
ここで卒業にしてしまうと、嫌な予感しかしないんです。
一見良くなっているのに、何かモヤモヤする。
そんな数ヶ月間をさらに経てやって来るのが、2度目の「転」。
1度目の「転」よりも、でっかい「転」です。
卒業後にお家で安定して過ごせるようになるためには、ここを乗り越えることがとても大切だと感じています。
犬寺子屋にご入学してしばらくの間は、第一印象より大人しい子がほとんどです。
中には初日から物怖じせず攻めてくる子もいますが、環境に慣れるまでは、そう簡単には本音は見せてくれません。
慣れてきて自分を出せるようになると、だんだんと今までのお家でのマイルールを、私に対して試してくるようになります。
飼い主さんの困り感が私の中で腑に落ちる時期ですね。
タイミングを見て、「その行為はルール違反！やめようね。」ということを教えます。ワンちゃんにとって1回目の「転」です。
この段階できちんと教えることで、なぜ叱られたのか、どうすれば誉められるのか、ワンちゃんは理解していきます。
ここで卒業できればハッピーエンドなのですが、なかなかそうはいきません。
トレーニングは目に見えて進んでいるのに、なぜかしっくりこない時期が来ます。
目には見えない違和感…これを甘く見て卒業させてしまうと、必ずどこかで今まで積み上げたものが白紙に戻ってしまいます。
2度目の「転」は、一見トレーニングが後退したかのように感じる期間。
しかし、そうではなく、ハッピーエンドの「結」を迎えるための大切なトレーニング期間なのです！
中途半端なトレーニングでは、誰も幸せにはなりません。
ワンちゃんのトレーニングは、2度目の「転」があって初めて、ハッピーエンドで第1話を迎えることができる。
第2話からは、ご卒業後の生活。お預かりさせていただく期間よりも、飼い主さんとの生活のほうが、断然長いのです。
何事も、早く楽にできる！はありません。
反対に、必要ないのにダラダラと時間をかければ良いというものでもありません。
自身の経験として、いま、改めて実感しているところです。
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