本当に「可哀想」な事とは

ワンちゃんを叱ってはいけない!!叱るのは可哀想!!

一飼い主の頃から、耳にタコができるほど聞いてきました。今の時代の流行りなのでしょうか。

叱るのは、そりゃ確かに可哀想ですよ。

叱るほうだって辛いですよね。

でも、本当に本当に、叱ることが一番「可哀想」ですか?

振り返れば奴がいる♪可愛い(^^)

忘れられないワンちゃんがいます。

私がトレーナーを志す前に、とある保健所で出会った子。

その子は、可愛い子犬の時期に、保健所から飼い主さんに譲渡されたそうです。

しかし、思っていた以上に大きく成長し、吠えたり咬んだりするようになって手に負えなくなった…という理由で、飼い主さんから保健所に引き取りを依頼され、戻ってきたそうです。

保健所の職員さんの「幸せになれると信じていた子を、処分しないといけないのが辛い」という言葉が、何年か経った今でも忘れられません。

こちらを見て吠えていた、その子の悲しい瞳も…。

飼い主さんにも、保健所で処分するのではなく、トレーニングをして飼うという方法を選んでほしかった。

もしかしたら「トレーニングや訓練をする」という方法があるという情報がなかったのかもしれません。過去の私のように…

番犬ごっこをするならこの場所♪笑

犬寺子屋では、誉めるだけ、一見優しいだけの偏ったしつけや訓練はいたしません。

犬は、可愛いという感情や優しさだけで扱える動物ではないからです。必要なときに適切に叱ることは、私は愛情だと考えています。

子犬は特に、成長とともにどんな性格に変化していくか分かりません。思ったように育たないことがあっても、一生向き合っていく覚悟が必要です!

一瞬厳しく叱られることと、永遠に命を奪われること。

本当に「可哀想」とはどういうことなのか、このようなケースもふまえ、もう一度考えてみてほしいと思います。

兄貴ィ〜♪♪