命を守る「マテ」と「コイ」

日中もワンちゃんとお外で気持ちよく過ごせる、暑くもなく寒くもない今の季節が大好き♪犬寺子屋ですU^ェ^U

前回のブログでは、「マテ」は「動きを止める」ことを教えるために使うということを書かせていただきました。

本来、活動的で動くのが大好きな動物である犬に「マテ」で「動きを止める」ということをしっかりと定着させるのは、本当に難しいです。

時々、「マテ」と指示して◯分待たせること!などとしつけ本やネット等で書かれているのを目にしますが、◯分という時間の根拠は何なんでしょう??謎…

大切なのは時間ではなく、指示に従っているときの犬の心理状態です。

力で押さえたり、何度も強く指示をしたりしないと「動きを止める」ことが維持されない状態では、犬の頭の中は「隙あれば逃げてやろう」という気持ちでいっぱいです。

犬の中で逃げたい気持ちが勝っている状態では、いざというときに命を守るための「マテ」は、全く定着できていません。

また、愛犬の命を守るために併せてしっかりと定着させていただきたいのが、「コイ」という指示です。

飼い主さんに「コイ」と言われたら必ず来る!ということを、教えるしつけです。

皆さんの愛犬は、呼べば必ず飼い主さんのところに来てくれますか?

「コイ」も命を守るためにとても大切です。

「コイ」の練習。まだ始めたばかり。

うちの愛犬たちも、「マテ」と「コイ」で命を守ることができた経験があります。

ある日、犬を室内で自由にさせていたとき、子供がうっかりリビングのドアと玄関のドアの両方を開けてしまい、二頭が外に飛び出してしまいました。

その時、「マテ!!」と指示をし、犬が動きを止めたことで敷地外に出るのを防ぐことができ、「コイ」の指示で二頭とも同時に私の腕の中に戻ってきました。

うちの前の道路は車も通行人も多く、一歩間違えば他人にご迷惑をおかけしますし、愛犬の命も失われていたかもしれません。

ドアを開けさせてしまったのは飼い主である大人のミスです。

しかし、日常生活でいくら気をつけていても、絶対に大丈夫だという保証はありません。

特に、災害時などいつもと違う状況では、パニックになり壊れた窓や扉から飛び出してしまうことも十分に考えられます。

どんな状況においても飼い主の指示に従うようにしつけることは、飼い主さんとワンちゃんが良い関係を築くために必要なだけでなく、ワンちゃんの命を守るためにも大切だと考えます。

飼い主さんにも、予期せぬ事故や迷子などで愛犬とお別れをするという、辛い思いをしてほしくありません。

僕たち「マテ」と「コイ」は得意です♪

「お手」や「おかわり」などができなくても、命にかかわることはまずないでしょう。

愛犬の命を守る「マテ」と「コイ」。

今日から少しでも意識していただけると嬉しいです。