狭い所は可哀想?

「いざというときに備えて 災害時同行避難の準備をしておきましょう!!」シリーズ☆

その① 扉付きのケージやクレートに入ることに慣れさせていますか?

私が初めて犬を飼った20数年前、犬は外で繋いで飼うというのが普通でしたが、最近では室内でフリーで犬を飼うお家が増えてきたように思います。

広い所で自由に遊ばせてあげたい!

その気持ちはよくわかりますし、そういう時間もワンちゃんにとっては絶対に必要です。

しかし、何でも自由にさせてあげることがワンちゃんのためになるかというと、それは違います。

飼い主さんの「ハウス」の指示でケージやクレートの中に入り、静かに過ごすことが当たり前になるように普段からしつけをしておくことは、災害時だけでなく飼い主さんと良い関係を築くうえでもとても大切です。

また、静と動のけじめをきちんとつけることで、忍耐強く精神的にタフなワンちゃんに育ててあげましょう。

特に災害時には、普段よりずっと人も犬もストレスを強く感じる環境で過ごすことになります。

ハウス初体験の子もとてもお上手でした♡

「そんなこと言われても、狭い所に犬を入れておくなんて可哀想!!」

そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。

確かに、一日中ずーっと狭い所に閉じ込めておくのは可哀想です。ワンちゃんも辛いですよね。

しかし、狭い所は可哀想!というのは、人の思い込みです。

犬にとって、狭い所は安心して過ごせる場所、落ち着ける場所なのです。

人だって、広い体育館のど真ん中で寝ろ!と言われて落ち着いて眠れますか?

安心して落ち着けるためには、ある程度の広さで囲まれた空間が必要ではありませんか?

ワンちゃんにとっては、その空間が、ケージやクレートなどの「ハウス」なのです。

狭すぎず、広すぎず。ワンちゃんの体格にあった扉つきのものを用意してあげてください。

普段からハウストレーニングをして、安心して落ち着ける場所を作っておくことで、災害時に限らず環境の変化に対するストレスを最小限にしてあげましょう!

ワンちゃんと飼い主さんの安全を守るため、車で移動するときにもクレートに入る習慣をつけておくことが望ましいですね。U^ェ^U

ハウスでおやすみなさい☆