犬を正しく理解する

本日より数回に分けて、奈良県の動物愛護フェスティバルの様子や、当日私が感じたこと等を紹介していきたいと思います♪

はじめに…

当日愛犬と一緒にイベントに足を運んでくださった、ワンちゃんをこよなく愛する心優しい飼い主さまへ。

犬に対する夢をことごとく壊してしまってごめんなさい(。・ω・。)

犬寺子屋には、飼い主さまに意地悪をしようなんて思いは全くありません!←当たり前です!笑

今回のイベントで出会った飼い主さまは、とても真剣に愛犬の事を考えられている、素晴らしい飼い主さまばかりでした。

それなのに。

しつけに対する意識が高い飼い主さんほど世に溢れる様々な情報に困惑されていたり、ご自身で試行錯誤したりプロの方に相談したりしたのに、しつけが思うようにいかない、問題行動が改善されない…

なぜなのでしょう?

熊本から大阪に譲渡された柴ちゃん♪
穏やかで可愛い(*^^*)

しつけがうまくいかない原因の一つに「犬を擬人化しすぎている」ということが挙げられるのではないかと思います。

飼い主さまからお話をお聞きした印象ですが、最近流行りのしつけは、人の感覚で「〇〇は可哀想」「こうすれば伝わるはず」という考え方のものが多い傾向があるように思います。

例えば、罰として「無視する」という方法。

人は、大好きな人に無視されると辛いですよね。

犬は、大好きな飼い主さんに無視されても「何も言われない=叱られないということは、この行動はしてもいいんだ!」と捉えます。

犬は、基本的には、好き嫌いの感情よりも損得で自分の行動を決める生き物です。

「〇〇したら大好きな飼い主さんが悲しむからやめよう」とは、まず考えません。

「〇〇したら叱られて損するからやめよう」と考えるほうが自然です。

もちろん、ワンちゃんによって多少の個体差はあります。

しかし、擬人化しすぎて犬を正しく理解しないと、いくら熱心に頑張っても犬には伝わりません。

犬を犬として正しく理解することは、ワンちゃんと飼い主さんとの関係を良くするために大切なことだと考えます。

お土産♪

ワンちゃんと飼い主さんが幸せであることが犬寺子屋の一番の願いです。

だからこそ、これからも時々こんな風にワンちゃんに対する夢を壊すかもしれませんが、どうかお許しくださいませ(^^;;

犬は愛情だけて飼うことができる生き物ではありません。

どうか、飼い主さんご自身で限界を感じるほど頑張りすぎないでくださいね。