「叱らず育てる」の落とし穴

次女の出産をきっかけに、10数年ぶりに子育てに関する本を読もうと書店に行きました。

「これが今時の育児です!」と言わんばかりにずらりと並べてられている本を見て…まぁビックリ!

「叱らず誉めて育てよう!」「子供を叱るのは絶対NG!」多くの本がそんな内容でした。

犬のしつけに対する考え方も、似たような傾向にあるなぁと感じます。

犬育ても人の子育ても、今は「叱るのはNG!!」が主流なのですね。(^^;;

なぜだ??

誉めて育てるのは当たり前のことですし、言うまでもなくとても大切なことです。

では「叱る」ことは、本当にいけないこと、必要のないことなのでしょうか?

人間だろうが犬だろうが、普通に考えて、いけないことをしたときに叱られるのは当然ですよね。

子供の頃からの、誉められたり叱られたりという経験の積み重ねにより、成長とともに段々と善悪の判断が身についていくのではないのでしょうか。

「いけないことをして、叱られた」という経験がないと、「してはいけないこと」が曖昧でよく理解できないまま育ってしまう。

いけないことをしたと理解はしていても、きちんと叱られなければ、許されると勘違いすることもあるでしょう。

これが「叱ってはいけない!」しつけの落とし穴だと私は思います。

特に犬は、本能として、経験により学んだ損得を考えて自分のとる行動を決めるという部分を強くもっている生き物です。

だからこそ、「誉める」「叱る」のメリハリをつけ、明確に伝える必要があります。

当然、月齢や年齢、ワンちゃんの個性に合った叱り方は考えなければいけないと思います。正しく伝わらないと意味がないから。

犬寺子屋では「2つ叱ったら3つ以上誉める」のバランスを意識して、ワンちゃんのしつけや訓練を行っています。

ぜひ一緒に、「誉め上手」で「叱り上手」な飼い主さんを目指しましょう!U^ェ^U

3年ぶりの再会♪緊張気味の次女(笑)