愛犬の問題行動改善のため
獣医師さんの勧めで、薬を服用…
効果があるのかないのか分からなくて…
………………。
犬の問題行動改善目的での薬の使用。
都会での流行りと思いきや…
ついに、この田舎でもチラホラ耳にするようになりました。
#ご自宅で採れたお野菜をおすそ分けしてくださる
#そんな温かい文化が残っている田舎です
明らかに健康上問題ない子に
問題行動改善という理由での投薬。
犬好きの一人として、とても胸が痛みます。
使用中のお薬について、飼い主さんに確認したところ…
予想通り「安定剤」のようなもの。
人間でいうと、精神科や心療内科などで処方される類のお薬です。
人間なら「これを飲んでいれば、大丈夫！」
という、心理面での効果は大きいと思います。
薬としての効能がない、例えば飴のようなものでも、効果があることも。
プラシーボ効果といわれるものですね。
しかし、犬はどうでしょう？
そんな効果、期待できますか？
「俺を病気扱いするんじゃねぇよ！」
そう言わんばかりの目つきで私を見ていた、あるワンちゃん。
どう見ても投薬が必要な子ではありませんでした。
出会った頃のこの子と雰囲気がよく似ていたワンちゃん。
適切にかかわりトレーニングすることで、こんなに笑顔になれるのに。
私はやっぱり生き生きとした犬の笑顔が大好き。
薬には、笑顔を引き出す効果はありません。
むしろその逆…。
薬で問題行動が改善され、笑顔になった犬を見たことは一度もありません。
でもね…
飼い主さんがお薬を断ち切らない限り、私にはどうすることもできない。
ごめんね…
トレーナーとしての無力さを感じながら家路についた、とある日。
犬が望まなくても、トレーナーが何を言っても、最終決定は、飼い主さんなのです。
問題行動改善目的での投薬には、賛否両論あります。
どのような薬が処方されるのか
本当に投薬が必要な子なのか
投薬以外の選択肢は無いのか
飼い主さんご自身で適切な判断をしてあげてほしいと切に願います。
犬寺子屋では、問題行動改善を目的とした投薬をしながらのトレーニングは一切いたしません。
＊検査等で明らかな異常が認められた場合は、獣医さんに適切な治療をしていただいてくださいね。
＊持病等で投薬が必要な場合には、責任をもって管理させていただきます。
＊写真のワンちゃんたちは、本文の内容とは関係ありません(^^)
＊犬寺子屋では、ご入学時にブログ・SNSへの掲載許可をいただきましたワンちゃんのみ、写真等を使用させていただいております。
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