「野良犬」と「野犬」の違い。
皆さんはご存知ですか?
私は、お恥ずかしながら、一飼い主の頃は同じだと思っていました。
犬関係のお仕事やイベントで県外に行くと必ず言われるのが、、
「香川県は野犬が多いですよね!」(^_^;)
そう、香川県は全国的にも野犬が多い地域の一つ。
香川県の動物愛護センターから譲渡される子犬は、少なからず野犬の血を引いているといってよいでしょう。
そして、皆さんが現在飼われているワンちゃんが何かの拍子で迷い犬となり保護された場合。
それは「野良犬として保護された」ということになります。
違いが少しお分かりいただけたでしょうか??
呼び名は似ていますが、性質が全く違うのが「野良犬」と「野犬」。
犬として本来もつ性質はもちろん同じですが、DNAレベルで圧倒的に違う部分があります。
写真は、元「野犬」の子たち。
彼らのような保護犬を家族に!と、愛護センターや譲渡ボランティアさんから子犬を迎えられる飼い主さんも多くなってきた今。
それはとても良いことだと私は思います。
しかしながら、一方で、
「こんなはずじゃなかった…」
と、お悩みの飼い主さんも多く見受けられます。
まだ香川県に愛護センターができる前…
保健所から譲渡された子犬が、成犬になって飼いきれなくなり、飼い主さんの手によって再び保健所に戻ってきていた場面に遭遇したことがあります。
「思ったより大きくなった。そして咬むようになった。」
という理由だったと記憶しています。
飼い主さんに飼育放棄されてしまった彼らに残された道は、一つしかありません…。
また、せっかく家族として迎えられたにもかかわらず、脱走していなくなってしまった子、脱走による事故で怪我をしてしまった子や亡くなってしまった子も、身近にいます。
「愛情」という気持ちだけでは、どうにもならない場合があるのが、犬という生き物。
元「野犬」の子でも、ペットショップやブリーダーさん等から迎えた子でも、育ててみないとわからない部分があるのは、どんな犬でも同じ。
しかし、人の手によって繁殖された子とはちょっと違う性質をもっていること、子犬の時点では想像しにくい遺伝的なものがある可能性があることを、皆が理解しておく必要があると感じます。
トレーナーを含め、犬にかかわる者として責任ある立場にあるならば、飼い主さんに説明できるくらいの知識はもっておいていただきたい。
そして、飼い主さんも、あらゆることを想定したうえで、その子の一生に責任をもつ覚悟で迎えていただきたいと、心から思います。
犬に限らず、どんな生き物を飼うときでも同じですよね。
無知が招く悲しい事故は、後を絶ちません…。
*犬寺子屋では、ご入学時にブログ・SNSへの掲載許可をいただきましたワンちゃんのみ、写真等を使用させていただいております。
*・゜゚・*:.。..。.:*・*:.。. .。.:*・゜゚・*
HARZth × 犬寺子屋
チャレンジコラボ🐕✨
お家でトレーニング♪が可能なワンちゃん対象の内容となります。
公式LINEにて希望者さま限定で配信中🐾
お気軽にご参加くださいね✨
↓↓犬寺子屋公式LINEはこちらから🐶🐾
公式LINEより、お問い合わせも可能です♪
お気軽にご相談くださいね!