おとっちゃま→讃岐弁で「ビビリ、怖がり」※合ってます?笑
おとっちゃま、とは君のためにある言葉だよ、クロ君(仮名)。
彼…実は、卒業生第1号つぐみちゃんのきょうだいです。(飼い主さんは別の方です。)
犬寺子屋に来た当初、触れない、咬む、ゴハンも人前では食べない…と、卒業まで長期戦になることを覚悟したのは、つぐみちゃんのほうでした。
クロ君は、首回りも触れ、首輪の付け外しもでき、食欲もバッチリ。食いしん坊で、オヤツも手から普通に食べることができました。
誰もが、クロ君のほうが卒業が早いね!と思っていました。
つぐみちゃんよりクロ君のほうが長期戦になるぞ…と私が感じたのは、リードを初めて装着したとき。
リードを装着しただけでテンションガタ落ち。
少しでもリードを引くと、狂ったようにパニックになり、こちらの指示が全く耳に入りませんでした。
触られるのも、首輪の装着も大丈夫。
でも、リードを装着されると自分が拘束され、逃げられないことを、ちゃんと知っているのです。
これは、クロ君に限らずどのワンちゃんも同じです。
自分の自由が利かなくなること、逃げ道がなくなることを、犬はわかっています。
布製、革製の首輪では噛みちぎってしまうため、逃走防止のため金属製のチェーンカラーは必須。
まだまだ、リードを使って何かを教える段階ではありません。
1年前も今も変わらず、リードを装着されるだけで、大好きなオヤツどころではなくなる彼。
オヤツを使ったところで、大嫌いなリードに慣れてはくれません。
それでも、ここ数日は拒絶反応も少なくなり、ついに自分の足で歩いて私のところまで来れるようになりました(^^)
止まって立っているというだけで、この子にとってはものすごい進歩!
リードを外すといつもの食欲が復活。何のこっちゃ。笑
きっと、君は人と暮らすより山で伸び伸びと走り回っているほうが幸せなんだろうなぁ…。
そんな葛藤を抱えながらも、いつでも本能全開、食いしん坊のおとっちゃまクロ君(仮名)が、可愛くて仕方ない私です。