私は小学校高学年の頃、家庭の事情で常に転校生だった時期がありました。
多感な時期に、数ヶ月での転校を繰り返し経験。やっと仲良くなれた友人と、1か月でお別れとなったことも。
ストレスから給食が喉を通らなかったり円形脱毛症になったりしたこともあります。
不登校は経験ありませんが、当時はよほど心が不安定だったんだなと、自分が親になり初めて気付きました。
ワンちゃんに社会性を身につけさせたい!との思いで、ドッグラン等に一生懸命通われたご経験はありませんか?
幼い頃から場慣れしていて、初対面でどんな犬とでもうまく関係を築くことができるワンちゃんには最高に楽しく充実した環境だと思います。
しかし、一方で、毎回月齢もメンバーも様々に変化するような場であるが故に「毎回転校生」のような緊張感いっぱいの不安定な気持ちになってしまう子も少なくありません。
犬付き合いが苦手な子ほど、犬や場所に対して悪いイメージが定着してしまい、社会性を身につけるという本来の目的とは逆の結果になってしまいます。
お預かりトレーニングの良いところは、ほぼ同じ顔ぶれで寝食を共にしているうちに「毎回転校生」の緊張感や不安感がなくなるところ。
環境に慣れてくると、気の合いそうな子を見つけ、お互いに少しずつコミュニケーションを取るようになります。
犬が大の苦手なワンちゃんに、犬付き合いの成功体験を積ませるには最高の環境だと感じます。
この子となら大丈夫!という安心感は大きいようですよ(^^)
同時に、食事と運動、睡眠をしっかりととっていただくこと、生活環境を清潔に保つことも、犬寺子屋では心の安定に必要不可欠な事として大切にしています。