10年程前、ある小学校に勤めたとき。
高学年男子・数人のグループが、一人の男子をわざと執拗にからかい、パニックにさせ、からかわれた子が号泣した事がありました。
「先生〜!この子、いつも授業中にこんな風に泣き出してうるさいので迷惑なんです〜。怒ってください〜。」
私は当時、そのクラスの担任ではありませんでした。
普段の授業中の様子はわかりません。
子どもたちも、その事を承知で私に言ってきているのです。
しかし、一連の様子を見ていると、この状況で指導するべきはどの子か。
皆さんもお察しの通り、どう考えても、からかった側の複数の子たちでしょう。
言うまでもなく、泣いてしまった子へのフォローも欠かせません。
ここで子どもの言葉を鵜呑みにして叱る相手を間違えてしまうと、みんな不幸になってしまいます。
犬同士のトラブルでも同じです。
遊びがヒートアップして喧嘩に発展しそうな場合。
片方の犬が一方的にやられている場合。
喧嘩を売った場合、売られた喧嘩を買ってしまった場合。
大きな喧嘩に発展しそうな時には、人が間に入り、仲裁しなければなりません。
事故を防ぐことが第一です。
喧嘩は”基本的には”両成敗。
しかし、例外が無きにしも非ず。
状況判断を正確にし、臨機応変に叱ったりフォローしたりして対応することが大切です。