懐かしい写真(^^)
犬寺子屋の卒業生第1号のワンちゃんの卒業が決まった日、娘が涙ぐみながら「いい子にするんよ」とお別れをしていたのを思い出しました。
最初は「咬むから怖い〜!」と、この子を避けていた娘。
ワンちゃんのほうも警戒心むき出しでした。
当然ですが、私も触らせることはしませんでした。
それがいつからか「触ってみてもいい?」「一緒に遊びたい!」へ。
ワンちゃんが咬むことはいけない事を理解し、段々と人を受け入れるようになるにつれて、娘の気持ちも「怖い」から「可愛い」に変化していったのでしょう。
4年前に愛犬を迎えたときにも、飼い主として同じような経験をしました。
私との関係は良好でしたが、他の家族を受け入れなかったボス。
当然、家族にも受け入れられませんでした。
県外の訓練士さんでしたが、思い切って預けて犬が良い方向に変わったことで、家族皆が、心から可愛いと愛せるようになりました。
預託訓練に対しては様々な意見がありますが、少なくとも当時のうちにとっては、一度距離を置くことで家族も気持ちが落ち着いたので、良かったと思っています。
お世話になった訓練士さんには、今でも感謝しています。
私もトレーニングをするときには、今の時点ではどう関わるのが良いのか、どの段階まで求めてよいのか、個々の犬の雰囲気やオーラを感じながら進めていきます。
地道な日々の繰り返しですが、こちらが「おっ!何だか良くなってきたぞ!」と思えるポイントが増えてくると、犬もまたさらに歩みよって来てくれる。
犬の雰囲気や態度が変わると、人の側も気持ちのもちようが変わってくるものです。
「怖い」から「大丈夫!できる!」と飼い主さんに自信をもってトレーニングをしていただけるように犬を変えること。
これが、お預かりして最初の、私の仕事です。