他所様のお宅での振る舞いが、あまりにも悪すぎる日が続いていた我が子。優しく注意をしても聞かないので、先日ついに物凄い雷を落としました。
悪いとわかっていて態度を改めなかったあなたが悪い!!もう理解できる年齢なのだから、泣こうがわめこうが、ならぬものはならぬのです。
その後描いた、保育園からの宿題の交通安全ポスター。「右見て左見て」で描く予定が「やくそくまもる」に変わっていました。笑
おそらく、側から見ると「そんなに強く叱って、子供との信頼関係は壊れないの!?」と心配されていたに違いありません。
本人に伝わったのであれば、そんな事は心配ご無用です(^^)
犬のしつけにおいても「信頼関係」という言葉はよく使われます。
「叱ると犬との信頼関係が壊れる」「犬との信頼関係がないと叱れない」…等々、耳にしたことはありませんか?
そういうお話を聞いたとき、私がいつも疑問に思うのは、
◯「信頼関係」ってそもそも何?
◯「信頼関係」がないと、何もできないの?
◯犬との「信頼関係」の有無って、どういうところで人が判断するの?
ということです。
「いくら懐いているように見えたって、指示を聞いたって、その人を信頼しているかどうかなんて犬自身に聞かなければわからないでしょ?」というのが私の正直な感想です。
ただ「このワンちゃんとは少し信頼関係のようなものができつつあるのかな?」と感じる場面はあります。
人馴れが一番の課題であるこの子は今、「コイ」の練習を始めたばかりです。
ある程度の距離までは来るのですが、そこでその場に伏せて「これ以上あなたの近くに行くのはムリです」アピール。
リードにはまだ拒絶反応を起こすため使えないので、フリーの状態でトレーニングを続けていました。
すると、自分からは決して近寄って来なかった子が、ある日突然、自分の意思で私の後をついて来るようになったのです!
私を見る目つきも優しくなり、雰囲気が少し柔らかくなったようにも感じました。撫でても、以前ほど緊張していません。
鳥肌が立つほど嬉しくて、涙が出そうになりました!!
「コイ」の指示ではまだここまでが限界ですが、まだまだスタートしたばかり。今はこれでも大きな成長です。
犬寺子屋のトレーニングは、誉めると叱るは常にセットです。怖がりの子でもただ優しく優しく接するのではなく、叱るときは冒頭の我が子と同じくらい厳しく叱ります。反対に、ひたすら叱り続けるようなこともしません。
大切なのは、叱った後のフォロー。犬に伝わるようなフォローをしっかりと行い、最後は笑顔や達成感で終われるようにしなければ、子供も犬もオドオドと怯えた態度しか取れない子に育ってしまいます。
犬も人の子供も、叱ったくらいで壊れるような関係は、本物の「信頼関係」ではないと私は思っています。
また、人間同士でも、出会った瞬間から信頼できる相手は稀で、時間をかけて相手を知りながらお互いに「信頼関係」のようなものが築かれていくのではないでしょうか。
犬との「信頼関係」も特別なものではなく、結局は人間同士と同じなのでは?…と感じる今日この頃です。
☆おまけ☆
オスワリにも挑戦しています♪
犬の習性や体のつくりを考えて、負担のない方法で教えています。
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ちなみにこの子、フセはノーリードで私が体に触る事なくマスターし、得意なんですよ♪