街もすっかりハロウィンモードになりましたね♪
ある絵本を読んでいて、ハロウィンが「亡くなった人の魂が返ってくる日」だと、この歳になって初めて知った犬寺子屋です。
コスプレを楽しむ日ではなかったのか…(°_°)笑
それはさておき…
お散歩をしていると、ゼーゼーハーハー言いながら飼い主さんをガンガン引っ張って歩いているワンちゃんを時々見かけます。
小型犬で、少しくらいの引っ張りで、飼い主さんも困っていないのなら、他人が口出しするのもお節介なのかなと思っていますが…
中型犬以上のワンちゃんになると、引っ張られた拍子に飼い主さんが転倒してお怪我をされたという話も聞きますので、見ていて「大丈夫かな?」と心配になります。
同時に、万が一何らかの理由で他人や他の犬に向かっていったとき、普通のお散歩でさえ引っ張られて大変そうな飼い主さんが、愛犬をきちんとコントロールできるのか?という心配も、お節介ながら頭をよぎってしまいます。
ワンちゃんのお散歩の引っ張りが強く、改善したい!と考えられている飼い主さんへ。
お散歩の時、愛犬にハーネス(胴輪)を使用していませんか?
お散歩の引っ張りの改善に、ハーネスは逆効果です!!
ハーネスという道具は「犬の体に負担をかけずに引っ張る」ことを目的として作られた道具です。わかりやすい例を挙げると、盲導犬にハーネスが使用されるのは、人を引くときに犬の体に負担がかからないようにするためなのです。
裏を返せば、ハーネスを装着して歩かせると、犬にとって「楽に引っ張りやすい」という状況を作ってしまっていることになるのです。
前にどんどん進みたい!しかも楽に引っ張れる!…お散歩の引っ張りが強くなって当然です。
大型犬でも中型犬でも小型犬でも同じです。
( 獣医さんから歩くときに身体に負担をかけないように指導されている場合や、老犬で体力が落ちている場合は例外です。)
ハーネスは、ワンちゃんに「優しい」「身体に負担をかけない」道具であることは間違いではありません。
しかし、使い方によっては逆効果になり、ワンちゃんのためにも飼い主さんのためにもならない場合があることを知ったうえで、使っていただきたいと思います。
また、首輪抜けと同様、ハーネスからうまく抜け出して脱走してしまうケースもよくあることです。
首輪のみ、ハーネスのみでの使用は、私は絶対にお勧めしません。
うっかり迷子になったり事故に遭ったりするほうが可哀想です。
犬に本当に「優しい」「負担をかけない」とはどういうことか?
ハーネスとはどういう道具なのか?
ハーネスに限らず、どんな道具も、道具本来の目的を理解したうえで、適切に選び使用してあげてほしいと思います。