愛情と厳しさとブレない強さ

色んな素材のカミカミオモチャが大好きなうちの愛犬たち。オモチャの消耗があまりに激しいので牛のヒヅメを与えてみたところ、リビングが牛舎の香りに包まれてしまい、家族に牛寺子屋への改名を勧められている犬寺子屋です。

僕、カミカミ以外興味ありません♪

牛寺子屋改名問題はさておき…

いつも申し上げておりますが、犬寺子屋では、誉めるだけ、叱るだけといった偏ったしつけや訓練は行いません。

叱るより誉めるほうが多いことがポイントです!

具体的には…

①善悪の区別が明確に伝わるように教える。

②犬に伝わるように誉める、叱る。

③叱った後のフォローは必ずしっかりと!

この3点は、どんなワンちゃんに向き合うときも大切にしています。

人と犬、教え方や伝え方は違いますが、子どもへの教育と共通する部分だと思います。

犬寺子屋の一番の理念です☆

また、大前提として「ここまでは許すけどこれ以上は絶対に許しませんよ!」という線引きはとても大切です。

私の場合は、大きな線引きは2つです。

1つ目は、「狙って咬んでくる」という行為に対しては絶対に許さないということです。

明らかに意思をもって「咬む」という行為は、ワンちゃん側にどんな事情があろうとNGです。これは、初対面でも厳しく叱ります。

飼い主さんが甘噛みだと認識しているもの、人が怖くて咬んだ、などというケースは、初めは咬むつもりがなかったとしても、ふとしたきっかけで後々本気で咬むようになる可能性があるため、注意してくださいね。

犬は、牙という武器をもった生き物です。

子犬でもこの破壊力!

2つ目は、「こちらが指示したことは、曖昧にせずきちんと行動させる」ということです。

犬は、明らかに取るべき行動がわかっているのに、とぼけることがあります。仮病を使ったりごまかしたりすることもあります。

そこを「まぁいっか…」と許してしまうと、犬は人を「したくないことは見逃してくれる都合のいい人」とみなしてしまいますし、犬の中で取るべき行動の基準が曖昧になってしまいます。

学校で例えると、何でもありの収集がつかない学級崩壊になってしまうパターンです。

ごまかしが通じるような優しいだけの先生に、子どもたちはついていきたいと思いますか?その日によって言うことが違う先生のことを、信じることができますか?

ワンちゃんとの信頼関係を築くうえでも、人が「ブレない」ことは、とても大切です。

アレもしなきゃ、コレも教えなきゃ…と、しつけに行き詰まってしまったら、飼い主さんなりの「これだけは!」という線引きを見直してみるのも良いかもしれません。

愛情と厳しさのメリハリ。ブレない心の強さをもって。

お互いに、どこで折り合いをつけるか!ということですね。U^ェ^U