「いざという時に備えて 災害時同行避難の準備をしておきましょう!!」シリーズ☆最終回
その③ 飼い主以外の人や他の犬とも仲良くできますか?
…と書きましたが、私が言いたいのは、
「誰とでも仲良くしましょう!」というニュアンスとは少し違います。
災害時…ただでさえいつもと違う雰囲気。
同行避難ができたとしても、安心して過ごせる環境とは程遠いことが想定されます。
そんな中、飼い主さんご自身は愛犬と離れて過ごすことはできますか?
愛犬と離れても全く平気です!!という飼い主さんは、まずいませんよね。私もかなり心を鬼にして割り切らないと無理です。
ワンちゃんだってきっと同じでしょう。
特に、普段飼い主さんとべったりのワンちゃんが「飼い主さんがいないと寂しくて不安で耐えられないー!!」という”分離不安”の状態になってしまうのは当然です。
実は、ワンちゃんの分離不安は、飼い主さんのワンちゃんへの過剰な依存が原因となっているケースが非常に多いのです。
外飼いのワンちゃんと飼い主さんよりも、室内で飼われているワンちゃんと飼い主さんに、その傾向が強いように感じます。
そういった意味でも、やはり「適度な距離感」で接することは、お互いにとって大切なことですね。
そこで、いざというときに必要以上のストレスがかかることのないよう、普段から愛犬が飼い主さん以外の人と過ごす時間をもっと増やしてほしいと思います。
ペットホテル等を利用して練習するのも良いですね。
他人に預けられても大丈夫!という、精神的にタフなワンちゃんに育ててあげましょう。
犬同士の関係は相性もありますので、犬が苦手なワンちゃんに無理をさせる必要はないと考えます。
しかし、犬嫌いのワンちゃんだからといって、他の犬を威嚇したり攻撃したりすることはマナーとしてNGです。
子犬の頃から同じくらいの月齢のお友達としっかり遊び、社会性を身につけることで、仲良くすることは無理でもお互いに適度な距離感をとることができれば良いのです。
パピーパーティーやしつけ教室などを利用するのも一つの方法ですね。
子犬の頃から他の犬と触れ合う機会をたくさん作りましょう!
犬育ても人の子育ても同じ。
色々な人や場所を利用し助け合いながら、私も含め、みんなで強く逞しい飼い主さん、ワンちゃんに成長していけると良いですよね♪