チェーンカラーは可哀想??

犬寺子屋の飼い犬の首につけている「ある物」。

首輪ではありません。

バンダナでもありません。

犬を訓練する道具として知られている、これです。

「チェーンカラー」と言います。

ブログ等の写真を見て気になっていた方、「こんなの装着させるなんて可哀想!!」とアレルギー反応を起こしていた方も少なくないのではないかと思います。

チェーンカラーって、何故だか悪いイメージがあるようですね。(^^;;

なぜだ??

私は、うちの犬をお散歩など敷地外に連れていくときは、必ずチェーンカラーを装着させます。

何のためか?

首輪抜けによる逃走を防ぐためです!!

首輪なんて、ちょっと緩いとすぐに頭から抜けます。犬が強い力で引っ張ると、パチンと簡単にはずれるものもあります。劣化しているのに気づかないこともあります。

首輪にリードだけでのお散歩は、愛犬を迷子にしてしまうリスクが高すぎるため、心配症の私は怖くてできません。

ハーネスやダブルリードの使用でも、まだまだ甘い。犬はそんな物いくらでもすり抜けます。

首輪には鑑札や迷子札を!!

反面、チェーンカラーという道具は、飼い主さんに「今日から早速使ってください」と、簡単に渡してよいものだとは思いません。

いきなり「お散歩のトレーニングにはチェーンカラーが効果的です!」と渡されても、飼い主さんは困ってしまいますよね。まず使い方がわからない。私も飼い主として同じような経験があるので、よくわかります。

今、うちの愛犬に安心して装着できるのは、お散歩のときの引っ張り癖をきちんと改善してあるから。

ほとんど引っ張ることのない犬に、いざというときの保険としてチェーンカラーを使用しているため、安心はあるけど弊害は無しです。

チェーンカラーは、本来はトレーニングや訓練のための道具であることは間違いありません。

ホームセンターやペットショップ等でも簡単に手に入りますが、ワンちゃんへの負担を最小限に効果的なトレーニングをするには、かなりのスキルが必要です。安易に使って良いものではありません。

しかし、チェーンカラーを正しく扱えるプロがトレーニングをしたうえで、プラスαの道具として使用するなら、こんなに安心してお散歩ができる道具は他にはありません。

香川県では、毎日毎日多くのワンちゃんが迷い犬等で保健所に収容されています。飼い主さんが現れなかった場合、里親募集ができない子は殺処分となります。

チェーンカラーは可哀想??

飼い主さんとはぐれ、事故に遭ったり殺処分となったりして命が絶たれるほうが、よっぽど可哀想だと私は思っています。